毎日、「甘えのない気持ち」で勉強に取り組まなければだめだ!

中学1年2学期の期末試験では、良くできた理科と社会はそれぞれ90点以上・85点以上をマークしました。しかし、主要な3教科がボロボロで、頭を抱えました。3教科のうちで特に低かったのは国語で60点台でした。お父さんは、もともと中学生レベルのテストでは100点を目指すことが当たり前であると考えていた100点主義者ですから、60点台のテスト結果など想定の中にありません。お父さんも、お母さんと同様に(或いはそれ以上に)我が子の宿題やテスト勉強をサポートしていましたので、その落胆はかなりのものでした。いえ、お父さんの気持ちは、落胆を通り越して、憤りに達していました(お父さんは普段は全く温厚ですが)。

お父さんは、我が子にいくつか厳しい指摘をしました。英語では、同じ単語の綴りを何度でもいつまででもミスしていること、単語を並び替えて文章を作る問題で単語を欠落させて回答してしまうこと、記号で答える問題に対して単語などで具体的に回答してしまうことなどを取り上げて、このような間違いは通常は考えられないことであると指摘しました。国語でも、同じ漢字を何度でもいつまででもミスしていることは通常は考えられないことであると指摘しました。また、国語では、問題の問いかけに対して自分の偏狭な考えに捕らわれて回答しており、回答に問題文の作者の意図を読み取るという思考が全く見られないことが問題であると指摘していました。数学では、計算間違いが多すぎることを指摘しました。さらに、お父さんは、教科毎の点数のバラツキが大き過ぎることも問題であると指摘していました。

そして、お父さんは、これらの問題の全てを解消していくためには、毎日、「甘えのない気持ち」で勉強に取り組まなければだめだ!と言いました。

お父さんは判っているのです。我が子が我が子なりに毎日一生懸命やっていることを。しかし、どうしても、我が子に厳しく言わずにはおれなかったようです。お父さんは、我が子に「勉強するしかない」という事を覚悟させたかったのだと思います。また、お父さんは、我が子に「今までの勉強量では足りない」ということを自覚させたかったのだと思います。