我が子は勉強量が足りないということを自覚していない。

中学1年2学期の期末テストのテスト結果を見ていると、五教科で450点以上をとった生徒が3人います。中間テストでは5人でした。我が子の通う中学の1学年の生徒数は約150ですから、2%〜3%の生徒が各教科で平均して90点以上を獲得する「できる生徒」のようです。私達(親)が学生だった頃の感覚からすると(古すぎるのですが)、全体の7%程度「できる生徒」がいてもよいと思うので、ちょっと少ないという印象です。きっと、これから何人かの「できる生徒」が出現するのでしょう。

「できる生徒」達は、勉強が嫌いではないので、勉強を集中して長時間行うことに何らの苦労もありません。また、自分が何をすればよいのか判っているので、細切れ時間を自然に勉強に充てます。結局、「できる生徒」達の勉強量は、他の生徒よりも多いものとなっているものと推測します。ただ、彼らにとって勉強することは当たり前の事となっているので、本人達には勉強量が多いという意識はないと思います。

そして、「できる生徒」は、学年平均の変動に拘わらず、常に、450点以上をマークしてきます。勉強量の多い彼らは、他の生徒よりも多くの問題を解いており、多様な問題に対応できるからです。また、多くの問題を解いた経験から、点数を取るコツを習得しているからです。


私達(親)は、1%程の天才や秀才を除いて、人間の勉強の能力にはそれほど差がないのではないか、と捉えています(そのように考えないと努力が報われなくなってしまうので)。特に、中学生の勉強の能力については。ですから、勉強量を増やすことにより「できる生徒」の仲間入りは可能だと思うのです。

ただ、我が子の場合には、宿題だけで多くの時間を消費してしまいます。また、我が子の場合には、宿題をやる時間がいたずらに長いので、自分では人一倍勉強をしている気持ちになっています。すなわち、我が子の場合には、時間をどのように確保するかという問題と、勉強量が足りないということを本人が自覚していないという問題があるのです。

これらの問題は言葉で言いきかせても簡単に解消することができるものではありません。これからどのようにして勉強量を増やしていけばいいのか悩みます。塾に通わせることも一つの選択枝だと思い始めました。