宿題のやり直しで、我が子は号泣

我が子が日々の宿題を正確に完遂できるようにするために、私(私達)は、「宿題が終わる毎に親が見直しを行い、間違っていた問題を我が子がやり直す」ようにしました。しかし、これは、我が子の負担を猛烈に増大させるものとなってしまいました。

まず、間違いが多いので、やり直しに時間がかかるという問題がありました。そもそも、我が子の場合、漢字の書き取り(1ページ)の宿題を行うだけで、1時間以上の時間がかかってしまいます。これは、同級生の宿題時間の1.5倍程の時間です。これに加えて、間違えた漢字を書き直すだけで30分以上かかります。また、宿題は漢字の書き取りだけではないのです。我が子は、いつまでたっても、勉強を終えることができず、寝ることもできないので、精神的に不安定になってしまいました。

また、私(私達)が多くの間違いを指摘するので(付箋を貼って指摘するだけですが)、我が子の自尊心が傷ついてしまうという問題がありました。我が子は、間違いをしないように、一生懸命に、真面目に、宿題に取り組んでいるのです。一文字たりとも間違えたくないという気持ちで、書き写しをしているのです。それにも拘わらず、宿題が終わると、私(私達)に間違いを指摘されてしまうのですから、可哀想です。

そして、自分自身の間違いの多さに、我が子が劣等感を持ってしまうという問題がありました。「こんなに真剣にやっているのに、間違えてしまう。もう私は、何もできない!」と叫ぶこともありました。

これらの結果、我が子は見直しの途中で号泣するというか、泣き叫ぶというか、パニックに陥ったように激しく泣くようになりました。そして、一旦、泣き始めると、何を言っても止めることができず、30分以上も泣いています。また、泣き叫びながら、ドンドンと床を足で叩きます。そのような号泣は、3日に一度、或いは、2日に一度、発生しました(我が子は、夜中でも構わずに、大声で泣き叫んでいましたから、周囲の家からは、どのように思われたでしょうか)。不思議なことに、泣き止んだ後は、何事も無かったように、見直しを行うのですが・・・

これを続けていると、きっと我が子は、壊れてしまいます。
これなら、勉強をしない方が「まし」です。

考えてみれば、小学生の頃にも、もっと小さかった頃にも、猛烈に泣き叫んで止められない事が何回もあり、その度に、私(私達)は悲しく、苦しい想いをしてきました。やはり、我が子は、普通の子供とは、少し違った個性を持っているのかもしれません。