日々の宿題に、親が付き添う

「宿題が終わる毎に親が見直しを行い、間違っていた問題を我が子がやり直す」ようにした事で我が子の負担は増大しました。この結果、我が子にとって宿題をやることが大変な苦痛となりました。これでは、我が子も可哀想です。

そこで、私(私達)は、我が子が宿題を行うときに、最初から我が子に付き添うことにしました。より具体的には、我が子が宿題を行う間、親のうちの一人が我が子の勉強部屋に滞在します。そして、我が子の後から宿題の進み具合を見て、「あと少しだよ!」とか、「良く出来たね!」とか、積極的に声をかけて、我が子を盛(守)り立てるようにしました。我が子の場合、集中力の欠落がミスに直結するように思われたからです。すなわち、我が子の場合、集中力が途切れてくると、とたんに、ノートの字が汚くなり、消しゴムで消す回数が多くなり(しかもしっかりと消えていない)、ミスが増加していたからです。

この「付き添い」は、良い結果をもたらしました。我が子が集中力を維持できた時には、宿題は早く終わり、ミスも少なくて済むことも判りました。
 

「付き添い」を始めたときには、子供の宿題「ごとき」に、親がここまで関与しなければならないのか、と思いました。また、ここまで親が手を出す必要があるのか、とも思いました。甘やかしや、過保護ではないか、とも思いました。
 
しかし、この頃になると、私(私達)は、我が子が発達障害(DD)/学習障害(LD)ではないかという疑いを強めていました。そして、もしもそうであるならば、私(私達)から見れば単純で簡単な宿題でも、我が子は努力して必死にやっていることになります。必死の努力は報われなければなりません(特に子供の努力においては)。そう考えて、私(私達)は、子供の勉強に積極的に関わって行くことにしました。