我が子の成功体験

1年1学期の期末試験の結果が出ました。幸いな事に、我が子は「全ての教科で平均点以上を目指す」という当初の目標を達成することができました。また、我が子は5教科で400点以上をマークすることもできました。中間試験と比較して総得点は30点以上もアップしました。学年順位も25番くらいは上昇しました(1学年の生徒数は150人です)。

この結果は、我が子にとって素晴らしい成功体験になりました。テストの結果が出た日には、我が子は本当に晴々した顔になって、興奮した様子でした。テスト勉強の最後の方で「もう、私にはできない。本当にこれだけやればテストの結果が良くなるのか信じられない!。本当にできるようになるか証明して!」と繰り返していた事に対して、努力すれば報われるということを身をもって体験したのですから、視界が開けたような気分でしょう。自尊心を取り戻すことができたのだと思います。この成功体験によって、我が子の勉強に対する意識はアグレッシブな方向に少し変化したようにも思われます。

ここで、中学生活では、成績の良し悪しによって、暗黙のうちにヒエラルキーが形成されてしまいます。テストの点数なんて誰も公言しないのに、なぜだか自分の位置や他人の位置を把握することができてしまうものです。このような環境の中で、屈託無く快活な生活をしていくためには、やはり、ある程度の良い成績を取っていることが必要なのです。また、自分でも、ある程度の良い成績を取っていることを自覚することが必要なのです。ですから、私達(親)は、今回のテスト結果が良かったことを受けて、少し安心することができました。きっと、このテストの有効期限が切れるまでの間は(次の試験までの間は)、我が子は快活に生活することができることでしょうから。

ただ、私達(親)には、いくつかの不安材料がありました。