登山の後は登山記が課題(作文は難しい)

登山は天気にも恵まれ、大成功だったようです。我が子は無事に帰宅しました(ホッ)。生活係もその役割をしっかりとこなすことができ、みんなとも楽しんで過ごせたようです。なによりでした。


登山が終ると子供達には登山記が課題として出されました。B4版ほどの用紙を自由にレイアウトして新聞紙面のようにまとめるというものです。我が子達は1学期に授業や宿題を通じて新聞紙面作りを1回経験しており、今回はそこで培った経験を生かして登山記を作成するのだそうです。メインの記事はどんな内容で何行書くのか、コラムの内容をどんなものにするのか、編集後記はどうするのか、レイアウトはどうするのか、紙面を仕上げるためにやるべきことが山ほどあります。我が子一人では無理そうな課題です。

我が子は新聞作りについて私達(親)にアドバイスを求めてきました。そこで、私達(親)は我が子が何を書きたいかを聞き、その上で、今私達(親)と会話した内容を文章にするようにアドバイスしました。こうすれば、会話を通じて書きたい内容が自然にまとまると考えたからです。我が子は、「山頂から風景を見たときの気持ちが神様になったような気持ちだったので、山頂にあった祠と関連付けて、その事を書く」と言いました。私達(親)は「それは面白い」と言いました。

私達(親)は出来上がってくる文章を楽しみにしていました。

しかし、我が子の文章は散漫なものでした。例えば、文章中にほとんど同じ内容の事が何回も繰り返して出てきます。具体的な出来事の記載が少なくて、一般的な表現の羅列に終始しています。出来事を時系列に沿って並べているだけなので、文章に流れが感じられません。このため、心の動きや心の変化を表現することが出来ていません。主語と述語が一致せず、他動詞と自動詞の使用方法が間違っているものがあります。

私達(親)は我が子の書いた文章を最大限に残しながら推敲しました。我が子は自分の書いた文章を直されることにかなりの憤りを感じているようでしたが(気持ちは分かります)、私達(親)が直した理由を、泣かずに最後まで聞いていました。そして、私達(親)が直した文章を、もう一度、自分の言葉に変えて、記事にしていました。


国語の力(読解力や作文)を子供に教えることは大変に難しいことです。こういう課題を何度も何度も経験するしか、力をつける方法はないのでしょうか。なにか方法論があれば知りたいのですが。