運動が得意ではない我が子のクラスマッチ

我が子は走るのが遅くて、保育園の初めての運動会では、小さなトラックで同時にスタートした他の子供達から半周近くも遅れてゴールしたのを覚えています。我が子の周囲だけ時間がユックリと流れているようで、私達(親)は目を疑いました。お友達のお母さんからは「○○ちゃん、どうしちゃったの?」を声をかけられたほどです。私達(親)にしてみれば、そのゆっくり走っている姿も可愛らしく愛おしいものでしたが・・(今でも思い出すと愛しい気持ちでいっぱいになるのですが・・)。

我が子の名誉のために書いておくと、小学校の頃には、他の生徒に追いついて走ることができるくらいの速さになりました。また、小学校5年生のときには、長距離走で自分の力の限界まで頑張って学年の上位に入ったことがありました。しかし、中学生になった我が子の中では、自分は運動することが得意ではないという意識が定着しているようです。


さて、1年2学期における登山の次の学校イベントはクラスマッチです。

運動が得意ではないという意識からか、我が子は学校で行われる体育系のイベントのことをあまり家では話ません。私達(親)も心配はしているのですが、あまり気の利いたアドバイスをすることはできていません。クラスマッチの日には、とにかく、皆んなと仲良く、楽しんで参加するように声をかけました。そして、「もしも、自分に不得意なことがあれば、仲の良い子に打ち明けて、助けてもらえばいい」と、話しました。


クラスマッチの内容は結局最後まで私達(親)にはよく分かりませんでしたが、家に帰った我が子の顔を見ると、なんとか、楽しく乗り切れたようです(ホッ)。それでいいと思いました。