リビングやダイニングで勉強している子供の方が成績が良い??

2学期になって我が子の日々の宿題(漢字の書き取り1P、英語の書き取り1P、数学ドリル1P)の処理時間は少し短縮されました。また、宿題で発生する書き写しのミスも少しだけ減ってきました。さらに、成績の向上も見られました。このような進歩が認められたので、私達(親)は子供部屋に滞在して我が子の宿題に付き添うことを止めました。その替わり、宿題が終わった頃に子供部屋を訪問して宿題の見直しをするようにしました。正直に言って、毎日子供部屋で我が子の宿題に付き添うことは私達(親)にとってもかなりの負担でしたので、我が子の進歩はありがたかったです。


しかし、宿題の付き添いを止めた途端に、我が子は自室(子供部屋)で「うたた寝」するようになったのでした。


ここで、我が家は、ダイニング・キッチンが狭く、ダイニング・キッチンに連続するリビングもありません。このような間取りのために、我が子の勉強するスペースをずっと子供部屋としていたのです。しかし「うたた寝」をする我が子の生活のリズムを変えるためには、勉強のスペースを私達(お母さん)の目の届くダイニングにせざるを得ません。勉強のスペースをダイニングにすると、夜遅くに仕事から帰ってきたお父さんがゆっくりと食事をする空間や、食後に家族がリラックスする空間が無くなってしまうのですが・・・これは、また、別の問題として考えることにしました。

我が子の勉強のスペースをダイニングにすると、我が子の「うたた寝」はほとんど無くなりました。また、どうしても眠い時には我が子は自ら「1時間程度寝る」といって子供部屋に行くようになりました。「うたた寝」で時間を浪費することが無くなったので、我が子も私達(親)も精神的に晴れやかになりました。ですから、とりあえず、「ダイニングで勉強」というスタイルを継続することにしました。よく「リビングやダイニングで勉強している子供の方が成績が良い」という話を聞きます。勉強場所に成績が連動するというのはにわかに信じがたいのですが、少なくとも「ダイニングで勉強すると勉強中のうたた寝の防止効果がある」ことは我が家で実証されましたので(笑)、この点では成績の向上に寄与するかもしれません。

ただ、「片付けることが苦手」という我が子の個性によるものだと思いますが、我が子の勉強のスペースを子供部屋からダイニングに移動させると(1)勉強道具が子供部屋とダイニングの双方に散らかってしまうという問題と、(2)勉強道具を揃えるために我が子がダイニングと子供部屋の間を何回も往復するという問題が発生しました。しかし、このような問題があっても、「うたた寝」で時間を浪費したことにより受ける精神的なダメージがない分だけ、我が子も私達(親)も楽になりました。



・・・結局、我が子がダイニングで勉強することになったことを契機として(それが理由の全てではありませんが)、キッチンとその隣の部屋の間にある壁を打ち抜いて、隣の部屋をダイニング・キッチンに連続するリビングにするリフォームを行いました。我が子が生まれてからずっとリラックスできるリビングの無い生活をしており、いつかリフォームしなければと思い続けてきたのですが、やっと決断して遂行しました。リフォームしてみると「もっと早くにやっておけば良かった」とも思いましたが、我が家にとっては、我が子が中学生になり、これからの家族の生活のスタイルの変化を考慮できる今が、丁度、リフォームの時期だったのだと思いました。