英検の試験会場はお父さんの母校でした。

我が子の通う中学校では英検4級の受験を斡旋していませんでした。また、我が子は英語の塾にも通っていません。ですから、我が子の受験は、学校や塾を介して申し込んだものではなく、私達(親)がネットから直接に申し込んだものです。英検は、学校で申し込むとその学校が試験会場となり、塾で申し込むと塾が確保した施設が試験会場となるようです。個人で申し込んだ我が子の場合には、受験会場は隣接する市内の高校になりました。

受験会場となった高校はお父さんの母校でした。我が子はお父さんの高校で受験できることに少し高揚しているようです。試験当日、私達(親)は、我が子を高校まで送り、試験番号を見ながら校舎の中に入っていく我が子を見届けました。また、試験が終わる頃に我が子を迎えに行きました。

ここで、私達(親)は、試験終了時刻よりも少し早くに高校に着いたので、2人(お父さんとお母さん)で校舎や講堂の脇を散策しました。古い校舎は文化財に指定されているそうで、お父さんは少し自慢げに母校の事を説明してくれました。


しばらくして、我が子は、校舎から楚々として出てきました。

「どうだった?」と聞くと、「まあ、まあ」との答えです。「まんざら」でもない様子です。いいでしょう、今日は打ち上げにお寿しでも食べに行きましょう(もちろん廻り寿しですよ)!


合否のほどは判りませんが、今回の試験を通して、「学校の勉強の他に特別な勉強をすること」ができました。また、「学校とは異なる緊張した雰囲気の中で試験を受けること」ができました。これらは我が子にとって貴重な体験になると思います。