二次障害の兆候といわれる状態と同一の状態に・・

勉強中に我が子がウトウトすると、私達(親)は「もうちょっと集中してやったらどう?」とか、「1時間くらい寝てからやれば?」などと声をかけていました。そのままだと、宿題さえも終らせることができないからです。

私達(親)は叱っているつもりはないのです、しかし、我が子はこれらの言葉に過敏に反応して泣き叫んでいます。そして、「私は一生懸命やっているのに、どうしてそういう事をいうのか!」とか「頑張っているんだから、そんな事言わないでよ!」とか、もっと醜い言葉で私達(親)に反抗してきます。また、宿題をするだけで精一杯の状況になっていますので、我が子の口からは「もうできない」とか「私には無理」などのネガティブな言葉ばかり出てくるようになりました。そして、前回のテスト勉強までは手をつけていた進研ゼミを一切やらなくなってしまいました。


ここで、国立特別支援教育総合研究所のサイトに掲載されている研究論文「B-277 発達障害と情緒障害の関連と教育的支援に関する研究−二次障害の予防的対応を考えるために− 」には、発達障害の二次障害が学習面で現れている兆候として、以下の1〜6が挙げられているのですが、我が子の様子は、まさにこれらの兆候と合致するものでした。

1.学習に対して拒否的な態度をとることが多い
2.発表や発言の時に不安な様子が顕著に見られる
3. 今までにできていたことができなくなった
4.ちょっと注意をされただけのことをひどく怒られたように被害的に捉えることが多い
5.「どうせできない」など自己否定的な言動が多い
6.無気力な言動が多く、学習に対しても意欲がない

(なお、上記の文献では、二次障害は「発達障害による様々な困難さの上に、不適切な対応や不十分な支援という環境要因が加わって自信喪失や意欲低下が起き、さらに困難な状況・状態への悪循環が起きていく」こと、と概念付けられているようです)



私達(親)は、我が子がテストで良い成績をとることができなければ、学校内での居場所を確保できなくなり、せっかくできた仲間たちともうまく付き合っていけなくなるのでは?と心配しています。そして、そのような事にならないようにと考えて、毎日、我が子に声をかけてきました。また、毎日、我が子がやった宿題を見直して、書き写しの間違いや思い込みによって発生しているミスを正してきました。つまり、私達(親)は、「二次障害」と概念付けられている状態に陥らないようにと考えて我が子のサポートを継続してきたのです。


それが、このような状態になってしまうとは・・・。


我が子が発達障害かどうかは分かりませんが、我が子と私達(親)の関わり方を少し変えなければ、全てが悪い方向に進んでしまいそうです。

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