塾に行くことを決めた我が子の気持ち

期末テストの成績が悪かったことには、我が子も相当に落ち込んでいました。特に、中学2年生になってからのテスト(復習テスト、中間テスト)で連続して80点を超えていた数学が80点を下回ったことは悔しかったようです。数学の授業では80点超えの生徒の名前が発表されているからです。


実は、我が子のクラスには、運動が得意で、活発な子供達の集団が出来上がっているようです。そして、この集団はクラスの中心的な存在になっているようです。これに対して、我が子は、この集団には属しておらず、クラス内では同じ吹奏楽部の友人と静かにお話をして過ごしているようです。無視されたり、いじめられたり、といった事はないようなのですが、ちょっとした疎外感はあるのかもしれません(もともと我が子の場合には「同級生と遊ぶことが苦手」という個性を備えていますので、私達(親)はクラスにおける我が子と他の生徒達との人間関係を心配しているのです)。

このような「立ち位置」にいる我が子にとってテストの成績は重要な意味を持ちます。我が子にとって、ある程度以上の成績をマークすることは、強力な盾を手に入れることと同様なのです(特に、成績が発表されるような教科では)。我が子にもそれが判っているようです。ですから、我が子は、自分のプライドにかけて、これ以上成績が落ちるのは嫌だ!と思っているようです。そして、今回のテスト結果を受けて、「勉強をしなければならない!」という気持ちは強く持ったようです。

我が子が塾に行くことを拒んでいた理由の一つは、「同じクラスの子供に、成績が下降したことを理由に塾通いを始めることを知られたくない」ということでした。すなわち、町内の塾に通うとなれば、我が子は「クラス内の活発な子供達の集団」の中の子供と塾でも一緒に過ごさなければなりません。それが我が子にとって快適ではないことは、容易に想像がつきました。このような我が子の想いに対して、私達(親)は、町外の塾に通うことを選択しました(私達(親)の事情もありますが)。これによって、我が子は、塾に行ってみよう!という気持ちになりました。

また、我が子が塾に行くことを拒んでいた理由には「自分の成績(学校のテストの結果)を塾に提出したくない!」というものがありました。これも我が子のプライドに起因するものなのだと思います。この理由についても、学校の成績を提出する塾ではなく、実力診断テストを受験して、その結果で子供達の実力を把握するという方針の塾を選択することにより、解消されました。

これに加えて、我が子はその塾の体験授業を気にいったようです。すなわち、塾の先生の人柄や教え方は、は、私達(親)にとって良かったのと同様に、我が子にとっても良かったようです。

そして、我が子は、最終的に、自ら「塾に行く!」と言いました。我が子が前向きな気持ちで塾に行くことを決断できて、私達(親)はとてもよかったと思いました。



これにより我が子の課外スケジュールは、週2回(水曜日と金曜日)の塾、隔週1回(月曜日)の楽器教室、毎土曜日の午前中の部活となりました。また、夏休みには、10日間の部活と塾の夏期講習が入ります。ちょっと忙し過ぎるでしょうか?


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 学習障害へ
にほんブログ村

学習障害 ブログランキングへ