子供達のソサイエティを前にして、私達(親)は無力でした。

中学2年の夏休みには、町内の夏祭り(盆踊り)にクラスで参加しました。クラスでおそろいのTシャツを着て、親も参加して、皆んなで踊りまくるというイベントです。私達(親)は、クラスの荷物運び役を買って出て、我が子と一緒に夏祭りに参加しました。

ここで、私達(親)は、我が子が「同級生とは遊べないという個性」を備えているということに気が付いています。ですから、私達(親)が夏祭りに参加したのには、我が子の行動を注意深く観察する(見守る)という目的もありました。


クラスの子供達のことは授業参観などで把握していたのですが、休日に私服で集まる子供達の雰囲気は、学校のそれとは少し異なるものでした。都会の中学生の夏休みほどではないと思いますが、女の子はそれぞれに髪飾りやアクセサリーをつけてオシャレをしています。熱中症にならないようにペットボトルの飲料水を持参することになっていたのですが、そのペットボトルを下げるボトルバッグや、汗を拭くためのハンドタオルなども、それぞれに可愛らしい個性的なものを持ってきています。男の子達は、女の子達と比べると少し控えめでしたが、有名スポーツメーカーのメーカー品のタオルなどを持ってきており、それなりにオシャレをしてるようです。私達(親)は、年相応のオシャレはとても良いと思っています。我が子もそれなりにオシャレをして(私達(親)がオシャレさせて)参加しましたので、この点はよかったと思います。

ただ、着飾ったクラスメートの中にいる我が子を客観的に見ると、我が子は背が小さく、姿勢があまり良くないということに気づかされました。そして、我が子は、少し幼いようです。また、クラスの輪の中心にいることはなく、輪の外側で、内側を覗き込んでいることが多いようでした。それでも我が子は楽しんでいるようなのですが・・。


そうであろうことは予想をしていたのです・・・。でも、少しショックでした。

そこには、子供達のソサイエティがありました。私達(親)にとって唯一無二の宝物である我が子ですが、そのソサイエティの中では我が子はワンオブゼムであって、誰かの特別な存在とはなっていないようでした。なんとかしてあげたかったのですが、私達(親)は無力でした。


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