中学2年2学期の最初のイベントは「キャリア学習」

中学2年2学期の最初のイベントは「キャリア学習」です。工場見学、新聞社見学、農業・漁業体験、ホテル宿泊、天文台見学などが組み込まれた小旅行です。それぞれの場所で働いている「現場の人」たちの生の言葉を取材して、自己の将来のキャリアプランに役立てようというものです。ホテル宿泊はホスピタリティの学習を兼ねているということです。

昨年、我が子は、地域のキャリア体験学習に参加してきました。その時には、実際に丸1日働いてきました。とても疲れたようでしたが、日に焼けて真っ赤になった我が子の表情は本当にとても良いものでした。今回のキャリア学習でも、何かを感じて、良い表情を見せてくれることを願っています。また、旅行ですから、クラスの皆んなと楽んで過ごしてきてくれることを願っています。


ところで、私達(親)は、我が子の個性に気がついた今、我が子が自分らしい希望を描ける仕事に就けるのか、また、我が子がそのような仕事に就いたとしてうまくやっていくことができるのか、とても不安になっています。例えば、いつまでたっても同じ漢字を間違えてしまうこと。学校のテストで「記号で書きなさい」という問題に対して文言で答えてしまうこと。テスト勉強の計画がうまく立てられないこと。また、計画に沿って勉強を遂行できないこと。同級生と仲の良い会話ができず、ほとんどの場合に蚊帳の外にいること。困った時に人に相談できず、最後にはパニックになってしまうこと。生活の中で整理整頓や、片付けができないこと。学校からの連絡事項を私達(親)に伝えることを忘れること。表情が少ないこと。不器用なこと。これらの延長線上に我が子の将来があるのなら、我が子が社会人として巣立つときに、バラ色の夢を見ることはできません。そう考えると、私達(親)は、毎日我が子をサポートして、これらを改善していくしかないのです。



我が子は「キャリア学習」という名の小旅行を楽しんできました。また、携行してた取材手帳には沢山のメモが残されていましたので、我が子はしっかりと「キャリア学習」もしてきたようです。我が子に「現場の人」から聞いた言葉で心に残ったものは?と尋ねたら、「仕事ではお客さんが満足するものを提供することが当たり前。それに+アルファをつけられるのが本当のプロ」という言葉だと答えました。確かに、そのとおりですね。いつか、我が子がそうなれますように。


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