漢字の細かいところが書けない、鏡文字を書いてしまう

中学校の初めてのテストにおける我が子の間違いは、私(私達)には不可解なものでしたから、私(私達)は、子供が普段どのように勉強しているのか、学校から出される「宿題」についてを調べました。今まで我が家では「宿題が終わったか否か」については子供に確認していましたが、宿題のやり方や内容については、殆どチェックせずに過ごしていたのです。

学校からは、漢字の書き取り1ページ、英語の書き取り1ページ、計算ドリル1ページが、毎日の宿題として課されています。

まず、漢字の書き取りでは、我が子は、小学校高学年で学習した漢字の一覧が載っているテキストを見ながら、それをノートに書き写しています。しかし・・・テキストを見ながら書き写しているのにも拘わらず、字の間違いがかなりあります。例えば、「用」という漢字であれば、五画目の縦長の線が4画目の横線から下方に出ていないことがあります。この逆に「角」という漢字では、五画目の縦長の線線が、7画目の横線から下方の突出していることがあります。小学生の頃にも何度も注意した漢字なのですが、直っていません(漢字の書き順が間違っているせいなのでしょうか)。また、画数の多い漢字では、例えば、「整」という字では、「正」という部分が「止」という字になっています。また、「霊」という文字では、「雨」の下の二本の横線が一本だけしか書かれていません。

次に、英語の書き取りでは、テキストを見ながらノートに写しているのにも拘わらず、スペルミスが多々あります。「p」と「b」と「d」のような反転関係にある文字を良く間違えています。4本線が引かれた英語用のノートに書いているのにも拘わらず、「h」と「n」、「t」と「T]が峻別できるように書かれていません。

そして、数学です。数学においても、テキストを見ながら問題をノートに写しているのにも拘わらず、問題の転記ミスがあります。ただただ転記する際に、符号や、数字を間違えています。また、問題をノートに写す際に、問題を飛ばして写していることもあります。計算ミスがあるのは、残念ながら当たり前の事です。


どうやら、我が子は、「書き写し」が大変に苦手なように思われます。


「書き写し」が大変に苦手なため、我が子は宿題に猛烈な時間を割いていました。日々の宿題が、我が子にとって猛烈な負担となっていました。