「同級生とは遊べない」という個性

「おとなや年上の子、あるいは年下の子とは遊べるが、同級生とは遊べない」という個性が学童期の発達障害に見られる個性だとは、発達障害情報・支援センターのホームページを見るまで、全く、知りませんでした。

そういえば、小学生の頃(学童期)に我が子はご近所の同級生数人と一緒に通学していたのですが、その同級生達と仲良く楽しく通学しているという感じではありませんでした。また、学校での授業参観の際に我が子の休み時間中の行動を見ていますと、クラスの友達同士の輪の中に入って会話に加わっている様子があまりなく、それよりも、担任の先生と会話をしていたり、どちらかというと少し物静かな異性の同級生との間で会話をしているような状態でした。
ですから、心配して、我が子によく「休み時間にお友達と遊んでいる?」、とか、「仲間はずれにされていない?」とかを尋ねていました。これに対して、我が子は常に「大丈夫」と答えており、友達の輪の中に入らない事を普通のこととして許容しているようでした。

また、学童が集まる地区のイベントでは、決まって自分よりも年下の子供の世話を焼いており、同級生と一緒になって活発に遊ぶという様子はあまり見られませんでした。このような時には、「我が子は小さな子供の世話をすることが好きなのかしら?」と単純に考えていました。また、「小さな子供の世話をすることは、好ましいことだ」とも考えていました。


我が子については、幼少期からの幼馴染の2、3人を除いて、その他の同級生達と密接な繋がりをもって遊ぶということは、無かったように思います。やっぱり、同級生と比べた場合に、我が子の発達は、少し異なっていたのだと考えた方が良いのでしょうか・・・。私達(親)も、学童期にそれほど親密な同級生がいたわけではなく、「親友」と呼べるような本当の友達には中学生になってから廻り合っていたので、それほど気にはしていなかったのですが・・。