理科も社会も音読で

理科と社会のテスト勉強でも教科書の音読を行うことにしました。音読の他には、授業で使用しているワークブックやノートの見直しと、中間テストの見直しだけを行います。我が子にとって、日々の宿題に加えてこれら2科目を同時に行うことは不可能なので、「テス勉計画表」には、一日おきに理科と社会を交互に行うように記載しました。例えば、「○月10日、理科の教科書○ページの音読、ワークブック○ページ〜○ページ」「○月11日、社会の教科書○ページの音読、ワークブック○ページ〜○ページ」というように。

また、理科と社会のテスト勉強では、音読の途中で「キーワード」をノートに書くようにしました。先に受けた中間テストでは、「キーワード」が判っているのに漢字で不正解というの解答がいくつもあったからです。理科なら、「胚珠」、「維管束」、「光合成」などのキーワード。社会なら、「儒教」、「本初子午線」などのキーワードです。

ここで、我が子が授業で使ったワークブックやノートをパラパラ見ていると、同じ漢字を何回も間違えています。また、「光合成」を「光合性」と書くように、間違った漢字をそのままずーっと使用しています。従って、テスト勉強を始めると、私達(親)は何度も何度も同じ漢字の間違いを指摘しなければらなくなりました。

このような指摘は、我が子にとっては悔しい事です。そして、単純な間違えを繰り返す自分に気が付いて、自分が嫌になってしまうかもしれません。そこで、私達(親)は、漢字の間違いについて指摘するときには、極めて「淡々」と指摘することにしました(つまり、「どうして、こんなに簡単な字が書けなかったの?」、「また間違えている」などと言わないように配慮しました。)。



ところで、我が子の理科のノートを見た時には、他にも気が付いたことがありました。

どうやら1学期の理科の授業では、授業の最初に先生からプリントが配られ、生徒達は、授業中に行った観察の結果などをプリントに記載して、先生に提出しているようです。そして、提出されたプリントは、先生によってA〜Cの評価が記入されて、次の授業で返却されているようなのですが・・・。我が子は、このプリントの氏名欄にある「○年○組○番」というところを、最初の頃、全く、記載していませんでした。

さすがに先生も気が付いており、3度目に未記載で提出したときには「○年○組○番を書くように!」と赤ペンで指摘されていました。そして、4度目に未記載で提出したときには、「○年○組○番」のところにバツが示され、「C」評価が下されていました。

そうなんです。我が子は、このようなことがあるのです。小学校の頃には、教科書やノートに、「年、組、名前を書くように!」といくら注意しても、書き込むことができませんでした。

これに気が付いた時に、私達(親)は、「○年○組○番」を書かないというだけで、理科の先生が、どれほど自分(我が子)の評価を下げたのか、を我が子に説明しました。また、「○年○組○番」を書かないということが、他人からは、どれだけ「不真面目」で「だらしない事」に受け止れるのかを説明しました。そして、それが、どれだけ「もったいない」事なのかを説明しました。

「C」評価をもらった後には、「○年○組○番」を書くようになっていたので、我が子にも判ったのかもしれません。名前を書くような当たり前の事は、最初から普通にできて欲しかったのですが・・・少し寂しくなりました。