夏休み終盤の最大イベントは「歴史新聞作り」

家族旅行、夏期講習、夏祭り、部活を着々とこなし、その間にも「おじいちゃんバンド」にフィーチャーされてチャリティコンサートに参加したりして、我が子の中学2年の夏休みはあっという間に終盤となりました。夏休み終盤の最大イベントは「歴史新聞作り」です。我が子は「お市の方」を題材にして新聞を作るようです。

新聞作りのサポート役はお父さんと決まっています。昨年、金賞を受賞したこともあって、我が子とお父さんはノリノリで新聞作りに着手しました(これを見た私(お母さん)は、お父さんに「やり過ぎはいけませんよ」と忠告しました)。


新聞作りを行うこの日までに、お父さんは幾つかの資料を我が子に渡していました。その中には、我が子が小学生の頃に好きだったNHKの大河ドラマ「江」に関する本や、「お市の方」を題材にした歴史マンガもありました。これらは我が子にとって読み易い資料だったと思います。また、ネットからクリップした情報なども印刷して渡してありました。さらに、家族旅行で訪れた岐阜城の資料(これはコラムに織田信長のことを描くため)も渡してありました。我が子は新聞作りの日までに、これらの内容を把握しておくことが求められていました。

新聞作りの開始日に、お父さんと我が子は、まず、何をどんな順番で書くのか討論しました。我が子の中には、題材とする「人物」を「お市の方」に決定した時点で既に「書きたい事」があったようです。「書きたい事」があるということは我が子の中で記事を書く際の「切り口」が決まっているということですから、これを大切にしないわけには行きません。そこで、お父さんと我が子は、この「書きたい事」が全体の流れの中心となるように書くべき内容を検討しました。お父さんとの討論の中で、我が子の頭の中には記事のイメージができあがってきたようです。

書くべき内容が決まると、内容毎に「見出し」を付けて、それぞれ何行程度で書くのかを考えながら、新聞全体のレイアウトを決めました。また、コラムの内容と、その長さを検討しました。さらに、挿絵などをどのようにするのか、検討しました。

それらの検討が終了した後に、我が子は検討した内容に従って文章を書きました。我が子の場合には書く事や漢字が苦手という個性があります。このため、文章の作成にはノートパソコンを使いました。文章作成時におけるお父さんのアドバイスは「エピソードなどを、とにかく具体的に書け」というものでした。

文章が出来上がると、お父さんが「て・に・お・は」を直したり、どうすれば読み易くなるのをアドバイスします。自分の文章に手を入れられることは、我が子にとって辛い事ですが、お父さんは、直す理由を説明しながら、淡々と推敲していきます(最終原稿が完成するまでに、我が子は何回か記事を書き直したようです)。

その後、完成した文章を印刷し、新聞となる模造紙に清書し、イラストや年表を書き加えて、完成です。完成までに3日を要しました。今年も大作ができました。

昨年も同様の作業をしたのですが、お父さんによれば、今年の新聞作成作業は全てにおいて昨年よりも順調に運んだようです。また、お父さんのアドバイスもかなり少なかったようです。さらに、我が子の「切り口」が独自だったこともあり、内容的にも面白いものとなっていました。また、インターネットで調べれば何でも分かる時代に、旅行などの実体験を盛り込んだこともあって、バライエティに富んだものとなっていました。


「歴史新聞」作りは、我が子にとっては負荷の大きな宿題ですが、お父さんは「とても良い宿題」だと評価しています。「歴史新聞」は2学期に行われる文化祭に張り出されて、そこで、評価が付きます。



結果を先回りして言えば、我が子は今年も金賞を獲得することができました。金賞受賞が少しでも我が子の自信になってくれればよいと思いました。



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